見えない痛みに光を!当院の関節エコー検査で変わるリウマチ診療
- リウマチ
見えない痛みに光を!当院の関節エコー検査で変わるリウマチ診療
こんにちは!上田診療所院長の上田です。
今日は、当院が日々の診療に大きな力を入れている「関節エコー検査」について、皆さんに熱い想いでお話ししたいと思います。
「この痛み、もしかしたら…?」と悩んでいませんか?
- 朝、手がこわばる…
- 指の関節が腫れて痛い…
- ひざがだるくて動きにくい…
もし、そんな関節の痛みや腫れでお悩みなら、「歳のせいかな?」「一時的なものだろう」と片付けずに、ぜひ一度ご相談ください。もしかしたら、リウマチのような病気が隠れているかもしれません。
リウマチという病気は、特に発症して最初の1年半から2年が非常に進行が早いことがわかっています。この大切な時期に、いかに早く正確に診断し、適切な治療を始めるかが、その後の生活の質を大きく左右する鍵となります。
しかし、一般的なレントゲン検査では、骨の変形や破壊がかなり進んでからでないと、病気の兆候が見えにくいという課題があります。つまり、レントゲンで「異常あり」と診断される頃には、すでに骨にダメージが及んでいるケースも少なくないのです。

「関節エコー」があなたの関節の”今”を鮮明に映し出す!
そこで、当院では「関節エコー(超音波)検査」を積極的に活用しています。エコーは、体にやさしい超音波を使って、まるでご自身の目で関節の内部を見ているかのように、炎症の有無や程度をリアルタイムで詳しく観察できる画期的な検査なんです!
レントゲンでは見逃されがちな初期の小さな炎症、例えば「滑膜炎」と呼ばれる関節の袋(滑膜)の炎症や、ごくわずかな骨の表面の変化(骨びらん)まで、鮮明に捉えることができます。

関節エコーがもたらす、患者さんにとっての大きなメリット
この関節エコー検査、患者さんにとってどんな良いことがあるのでしょうか?
1. 早期発見・的確な診断の強い味方
レントゲンでは「異常なし」、あるいは、血液検査(CRP)が「正常」と言われていたのに、エコーで見たらリウマチ特有の炎症が見つかり、早期に治療を開始できた、というケースは少なくありません。
また、リウマチと似た症状を持つ他の関節の病気(例えば、変形性関節炎、閉経後関節炎や乾癬性関節炎など)との見分け(鑑別診断)にも非常に有用です。足の関節の炎症が、リウマチの早期発見に繋がることもあります。
2. 治療効果の「見える化」と最適な治療計画
治療を始めた後も、エコーは薬の効果を「見える化」してくれます。炎症がある部分の血流(パワードプラ信号)が減少しているかなどを確認することで、治療が順調に進んでいるか、もっと治療を強化すべきかを医師と患者さんで共有できます。
これにより、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立て、骨の破壊を防ぎ、最終的には病気の活動が落ち着く「寛解」を目指すことが可能になります。
3. 痛みの根本にアプローチし、生活の質を向上
リウマチの炎症が落ち着いても、「なぜか痛い」「特定の動きがしにくい」と感じることはありませんか?エコーは、腱の炎症、関節周囲の組織の癒着など、痛みの本当の原因を突き止めるのに役立ちます。
実際に、「高校生の娘さんのお弁当をまた毎日作れるようになった!」と喜ばれた患者さんや、「長年の痛みで諦めていた手が、またしっかり握れるようになった!」と感激された患者さんもいらっしゃいます。
関節エコーは、皆さんの「こうなりたい」という希望を叶えるための強い味方なのです。

4. 医師と患者さんの絆を深める「コミュニケーションツール」
エコーで画像を見ながら、この「見てわかる」安心感は、患者さんの不安を軽減し、前向きな気持ちで治療に臨む力を与えてくれます。
私たちは、患者さんの声に「傾聴(けいちょう)」するだけでなく、超音波を通して「超音(ちょうおん)」を傾ける、まさに「形状から超音を傾ける時代」を実践しています。
当院と一緒に、「痛みが軽くなる生活」を取り戻しませんか?
関節の痛みや腫れでお悩みの方、もしかしたらリウマチかもしれないと心配な方、ぜひ一度当院にご相談ください。
私たちは、「痛みが軽くなる、活動的で充実した生活」を取り戻すために、最新の医療と心を込めたケアで、皆さんと共に歩んでまいります。