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炭水化物ダイエット

炭水化物ダイエット

この街は再開発が今さかんに行われていて、古いビルが取り壊され、新しいビルが建設中です。
ほんの暫くの間ですが空が見えています。貴重な景色を見られる期間です。

炭水化物(パン、米)の量を極端に少なくすることにより糖尿病のコントロールが良くなる、という考え方の基に提唱されているのが、炭水化物ダイエットです。(アメリカのロバート・アトキンス博士)
いろいろなメディアに取り上げられ、血糖が下がった、体重が減ったという方が多く見られています。これは良いことだと思います。しかし、単に炭水化物を減らすだけではリバウンドがくる可能性が高くなります。
運動をともにしないと筋肉がなくなってしまい、太りやすい体質になると言われています。
実は、いろんな約束事がある食事療法のようです。

一方、糖尿病学会では以下のような提言を発表しています。(平成 25年3 月)
「糖質制限勧めず」
「炭水化物を極端に制限して減量を図ることは、効果そのものや、長期的な食事療法としての遵守性や安全性などを担保するエビデンスが不足しており、現段階では勧められない」
日本人での適正な炭水化物摂取量については、今後、学会として積極的に取り組む、としています。
「一般的には炭水化物 50-60 %、たんぱく質 20%以下を目安とし、残りを脂質とする」
脂質の上限は 25%を推奨しています。n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取量を増やし、トランス脂肪酸を減らすなどは今後の検討課題であるとしています。

http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=40

いろいろな食事療法がありますが、どの方法でいくのかを自分で良く考える必要があるようです。

私は、糖尿病学会の考え方が良いと思っていますので、そのように患者さんにはお話をしています。

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