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糖尿病の薬 ビグアナイド

ビグアナイド薬

1950年ころから使われだしている薬です。

乳酸アシドーシスという重篤な副作用を起こすことがあり一時使われなくなりましたが、その後安全に使用できる方法が確立されて再度使われるようになりました。今では2型糖尿病の第1選択薬にもなっています。

作用


① 一番重要な作用は、肝臓での糖の産生を抑える作用です。
  肝臓は乳酸やアミノ酸から糖を作り血液の中に放出しています。
  糖尿病ではこの作用が強くなりすぎて血糖値が上昇します。
  この作用をビグアナイドは抑えるのです。
② 血液の中のブドウ糖を筋肉や脂肪細胞に取り込まれるのを促す。
③ 小腸からのブドウ糖の吸収を抑え、便として排泄を促す。
④ 中性脂肪やLDLコレステロールを下げる作用も示されています。

注意事項


 飲み始めは下痢や気分不快などの症状が出ることがあるので、少量から始めることが多いです。 また、重篤な副作用の乳酸アシドーシスを防ぐために状態が悪いとき(発熱や下痢、嘔吐など脱水になりやすい状態)には内服しないようにしてください。 脱水になると血液循環が低下して酸素不足になります。その結果血液中の乳酸が過剰になり体が産生になって乳酸アシドーシスになります。 極度の倦怠感や痙攣、昏睡になる事もあります。 肝臓、腎臓、心臓、肺などに高度な障害があったり、アルコールを多く摂る方は乳酸アシドーシスになりやすいためこの薬は使えません。 病院で造影剤を使うような検査を行う場合は休薬が必要です。

代表的な薬


 メトグルコ、グリコラン、ジベトスなどです。

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