糖尿病の薬 SGLT2阻害薬
- 糖尿病
SGLT2阻害薬
2014年に発売されました。
作用
血液の糖分を尿の中に排泄させることで血糖を下げる薬です。糖分を体の外に排泄することで体重を減らす作用もあります。
特徴
心臓機能、腎臓機能の保護作用の報告もあります。特に糖尿病性腎症に対して効果があることが分かっています。
今後、糖尿病の患者さんに限らず、心臓病、腎臓病の方にも使われるようになる薬です。1日1回の内服ですが、DPP-4阻害薬との合剤も出ています。
注意事項
発売当初は、脱水、尿路感染症などの副作用が心配されましたが、現在は内服開始後数週間は水分をいつもよりも500㏄多くとり、尿は我慢しない、陰部を清潔に保つ、で副作用の発現を低下出来るようになっています。
服用開始後、数週間は尿量が増えるのが気になる方も多いですが、大分部の方は数週間で改善します。尿路感染症対策(痛み、痒み、などが起きたらすぐ医療機関を受診)をしっかりしましょう。サルコペニア、フレイルが指摘される高齢者では注意が必要です。
代表的な薬
フォシーガ、カナグル、ジャディアンス、スーグラ、アプルウェイ、デベルザ、など