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インスリンの注射部位

インスリンを増やしても血糖が改善しない。

そんな時は場所を変えてみてください。

格段に血糖コントロールが良くなります。

硬くなっている所に注射をしても吸収が良くないです。

簡単なことですが、基本に戻ってみましょう。

「インスリンを増やしたのだけど全然良くならない。」

と訴えていらした方。
何故血糖が低下しないのか?間食などがあるのではないかと考えていましたが、
数か月後にご本人から

「注射する場所を変えたら血糖がすごく下がりました。」

とお話がありました。

「いままでは打ちやすいから左のお腹に打っていたのですが、硬くなってきていたので右のお腹に変えてみたんです。そしたらその日から血糖がすごく下がりました!」

インスリン注射をしている方は、空うちなどの注射の手順などはしっかり覚えて頂いていると思います。

一方では注射部位に関してははっきり覚えていない場合もあるようです。

今回のように、インスリンを打っているのに血糖が下がらないという場合は注射場所を変えてみてください。

原則、インスリンは同じ場所に注射はしない、ということになっています。順次注射場所を変えていくのが基本です。同じ場所に注射を続けていると硬くなり注射したインスリンの吸収が悪くなり血糖が下がらなくなります。

また、
注射は同じ体の部位にする方が良いと言われています。
①お腹、②上腕の外側部分、③お尻、④太ももの外側部分が適し、吸収はこの順番に良いとされています。


従って お腹 ↔ 上腕外側 のように部位を毎回変えると吸収のスピードが変わってしまい安定しません。同じ部位で場所を少しずつ変えていくのがベストです。

前回注射した場所から2-3センチずらした場所で注射をしてください。

基本的なことですが、これだけで血糖コントロールがよくなることがあります。

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