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糖尿病の薬 GLP-1受容体作動薬

2010年から注射薬として、2020年6月から内服薬として使われ始めています。

作用


血糖が高くなると小腸からインクレチン(GLP-1)というホルモンが分泌されます。GLP-1は血糖が高くなると、血糖を下げるホルモン(インスリン)の分泌を促進します。GLP-1はDPP-4というホルモンで分解されます。短時間のみ効果が持続します。GLP-1受容体作動薬はDPP-4に分解されにくいように改良されたGLP-1です。

特徴


血糖が高い時のみ血糖降下作用を発揮します。血糖が下がってくると効果が弱くなります。GLP-1受容体作動薬のみ内服している場合は低血糖が起こりにくい。食べ物を胃から排出するのを遅延させ、食欲を抑え、体重の減少も起こります。

注意点


使い始めに「吐気」「下痢」「便秘」など胃腸の症状が出ることがあります。継続して症状は治まることが殆どです。症状が酷ければ主治医に相談してください。他の血糖降下剤と併用すると低血糖が起きやすいです。膵臓に作用して血糖を下げる薬、SU剤、グリニド薬などは注意が必要です。出来る限り副作用を抑えるために使う量を少量から徐々に増やしていきます。

代表的な薬


リベルサス錠、ビクトーザ皮下注、ビデュリオン皮下注、バイエッタ皮下注、リキスミア皮下注、トルリシティ皮下注、オゼンピック皮下注

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