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高額医療費について

関節リウマチの薬は高額になる事が多いです。

「高額療養費制度」を知っていますか?

医療費(自己負担額)がある一定以上になるとそれ以上は払わなくて済む制度です。

69歳以下と、70歳以上では扱いが変わってきます。

●69歳以下

自己負担限度額は年収によって変わります。

この自己負担額は同世帯での医療費の合計として計算出来ます。

自己負担限度額

 80,100円/月(年収:370万~770万)

 57,600円/月(年収:370万以下)

です。

また、

自己負担額超えが3ヶ月続いたら、4か月目から

44,000円/月に減額されます。これは同世帯での合算でも構いません。

      (44,000円/月は出さなくてはいけないということ)

自己負担限度額は保険組合によっては更に低くなることもあります(付加給付制度)。

一度ご自分の保険組合に電話で「高額医療費制度の付加給付制度について」と尋ねてみると良いでしょう。

 

例)    トヨタ:20,000円/月

      公務員:25,000円/月

●70歳以上

  年間医療費が14万4千円が自己負担限度額になります。(年収:156万~370万の方)

  すなわち、14万4千円はご自分で支払わなければいけませんが、

  それ以上は支払わなくても良い、ということです。

  関節リウマチで、生物化学的製剤を使用するとすると

  以下の製剤は年間で    3割負担  1割負担

   エンブレル      44万     14万

   エタネルセプトBS   24.5万    8万

   オレンシア      39万     13万

   シンポニー      52万     17万

   アクテムラ      27.5万     9万

 

   上記は薬剤のみの負担額ですから診察料、処方料などを含めると

   おそらく14万4千円近くなるので、どの薬剤を使っても患者さん

   の年間の負担は大きくは変わらないでしょう。

高額療養費制度を上手く使って、使える薬の選択肢を増やし病気のコントロールをしっかりすることで、元気に働き続けられると良いと思います。

高額医療費のシュミレーションをしてみましょう。

高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf

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